はじめに
自分のオリジナルのサイトを構築しようとするとき、いくつかのステップを経る必要があります。サイトを作るためにレンタルサーバに申し込むことも必要になります。そしてサイトを構築する知識なども必要になります。また、自分だけのURLを登録する必要があります。
URLという言葉を聞いた方もいると思いますが、Uniform Resource Locatorの略でウェブサイトの場所を示すアドレスのことです。google.comやyahoo.co.jpなどがそうです。簡単に言うとそれぞれのウェブサイトは唯一のURLとつながっているので、そのアドレスをブラウザに入力すれば対応するウェブサイトが表示されます。
サイトを構築する場合、レンタルサーバに申し込んでサーバの設定やサイトを構築することなどを行います。それに対してドメインの取得というのは、サイトの構築を始める前に取得することが可能です(必要です)。サイトを構築しなくても自分のドメインを申し込んで取得し、保持することが可能です。
サイト構築で何から始めてもかまいませんが、最初に自分が納得するドメインを取得してその後サイト構を構築するパターンも多いかと思います。
ドメインとは?
例えばgoogleのURLは
https://www.google.com/
です。ここでドメインは、google.comの部分を言います。comはトップドメインと呼ばれています。他にはjpやnetが有名ですが、トップドメインはいくつかの種類があります。
トップドメインの種類
ドメインは以下のように分類されます。
国コードトップレベルドメイン(ccTLD)
国や地域ごとに割り当てられたドメインでその国や地域に在住する個人や団体であれば取得可能です。下に例を示します。
トップドメイン名 | 国や地域 |
.jp | 日本 |
.uk | イギリス |
.us | アメリカ |
.in | インド |
分野別トップレベルドメイン(gTLD)
分野別に割り当てられたドメインで、誰でも取得可能です。下に例を示します。
トップドメイン名 | 国や地域 |
.com | 商用 |
.net | ネットワークサービス関連 |
.org | 非営利団体 |
.info | 情報サービス関連 |
属性型JPドメイン
日本国内に住所があり、担当者情報として管理者等や法人登記情報が必要で、whoisの代理公開サービスを受けることはできません。下に例を示します。jpがトップドメインなのに対してcoやacはセカンドドメインと呼ばれます。
トップドメイン名 | 国や地域 |
.co.jp | 日本国内に登記のある企業 |
.ac.jp | 学校 |
.lg.jp | 地方公共団体 |
.go.jp | 政府機関等が管轄する研究所 |
一般の方でしたら、国コードトップレベルドメインか分野別トップレベルドメインがいいのではないでしょうか?特に分野別トップレベルドメインは誰でも申請できるということと、今は本当にたくさんの種類があるので、取り易さという意味でもいいかもしれません。
ドメインの取得
ドメインは世界で唯一のユニークなアドレスなので、先に取得されたドメインはもう取得することができません。例えばgoogle.comを他の誰かが取得できてしまうと大変な混乱が生じてしまいます。
したがって、まず自分が希望するドメイン名がまだ取得することができるか確認することが最初に行うことになります。ドメインの検索サイトは結構たくさんあり、下にいくつか紹介します。
基本的にどれでもドメインの検索はできると思います。検索すると検索結果が表示されます。そこで例えば.comは既に取得されているとか、.co.jpならまだ取得可能とかがわかります。そして取得料金も一緒に表示されると思います。すごく安いと1円とかだったりします。だた多くの場合、これは最初の1年間に関する料金であり、2年目からは違う価格になることもあるので取得時には注意が必要です。
希望するドメインがあり、取得したい場合には、そのサイトの案内に従って進めばドメインを取得できると思います。その時点でサイトを作成していなくても、取得したドメインは自分以外誰も使用することはできません。
whoisとは?
whoisとはドメインの所有者を検索する仕組みです。whois検索でドメインを入力すると、所有者の住所や名前などの情報を見ることができます。ドメインを申請するとき、所有者の情報を入力しなければなりません。
ただ、多くの個人の方は自分の個人情報を公開したくないと思います。例えばValue Domain(バリュードメイン)などは、個人の代わりに会社の情報を公開するという、whoisの代理公開サービスを行っていますので、申請時にそちらに設定すれば個人情報を公開しなくてすみます。